作品短編集4

作品

みなさん、おはようございます。
ヌエゴリラと申します。

今回は2025年4月~6月期のドラマで筆者が視聴した作品について紹介したいと思います。

失踪人捜索班 消えた真実

魅力な点

癖がなくハッピーエンドで終わるストーリー

本作、主人公の妻が疾走しているところから始まるのですが、こういうのって大体死んでることが多いです。ですが本作は、中盤で妻を無事発見し、その後最後まで死にません。メイン級のキャラに関しては、一時離脱はあっても死ぬことはなく、物語的にもしっかりと黒幕を追い詰めハッピーエンドを迎えます。シンプルにいい作品でした。

微妙な点

面白味はない

本作、癖がなく見やすいストーリーではありますが、代わりにこれといった特徴もなく凡庸と言える作品になっています。俳優陣も正直豪華とは言えず、この演技すげー!などというようなシーンもないため、過度な期待はできない作品となっています。

天久鷹央の推理カルテ

魅力な点

なかなかのクオリティーのミステリ

本作、医者が主役の医療ミステリとなっており、動機や心理的な話では若干「そうか?」という場面はありますが、トリックやロジックなどはなかなかいい感じに仕上がっております。

微妙な点

キャラ

本作、主人公の天久 鷹央あめくたかおがかなり癖のあるキャラで、人の感情がわからないくせに結構横暴でわがまままです。頭はめちゃくちゃいいのですが、好き嫌いはかなり分かれるキャラだと思います。ちなみに男っぽい名前ですが女性です。

筆者は嫌いというほどではないですが、まあ好きにはならなかったです。

彼女の助手的存在でる小鳥遊くんも、ただの理解ある彼くんになっているようにしか見えず……。その他の登場人物も、やり取りとかは面白いところもあるけど、好きになれるような魅力的要素はなかったです。

なんで私が神説教

魅力な点

生徒にズバズバと現実を叩きつける展開

本作、タイトル通り広瀬アリス演じる主人公が生徒たち相手に、理想論や綺麗ごとではなくかなり現実的な内容の話を叩きつけます。神説教はさすがに言いすぎですが、世間知らずの生徒たちを言葉でボコボコに殴ってわからせる様は、まあまあ痛快ではあります。

微妙な点

逆恨みの展開

本作に限った話じゃないですが、逆恨みで話を展開するのいい加減やめませんか。マジで意味わからん。逆恨みにしないと話を展開できないのも意味わからんし、そもそも逆恨み展開がおもんなさすぎる。理不尽に逆恨みされてそれに立ち向かう展開おもんないって。だってはじめっから論理通じないんだもん。今作はまあ渋々逆恨み相手も納得するんですが、結局渋々だし、説得力ある展開にできないんだから、逆恨み展開はほんとやめたほうがいい。

キャスター

魅力な点

ストーリーと阿部寛の演技

阿部寛が演じるキャラが、18年前の事件の真相を追うために奔走するのですが、神の視点にいるかのように物事を俯瞰でとらえ、未来予知レベルの先見力で敵も味方も欺き出し抜く、その様は見ていてカタルシスがあります。終盤の二転三転する展開もなかなかに痺れます。

微妙な点

一部掘り下げ不足な描写

阿部寛演じるキャラには離婚した妻と娘がいるのですが、結局なんで離婚してかつ嫌われているのか、ラストのその妻と娘を狙っている輩がまだいるという描写については、2期か劇場版がないと消化不良です。

イグナイト -法の無法者-

魅力な点

ストーリー

割に合わない、失ったものは返ってこないなどを理由に諦めていたり、泣き寝入りしようとしている被害者を焚きつけて裁判を起こさせるという法律事務所に、主人公の宇崎うざきが入所するところから物語は始まります。

焚きつけるだけなら、まあ結果的に被害者を救うのでそんなに悪いことでもないというかむしろいいことだと思いますが、焚きつけた後の証拠集めの手段がまあまあえぐい。悪いやつらの懐に潜り込んでボロを出させるなんてこともしばしば、最終的には暴力で解決することもあります。挙句の果てには、そういった悪人に対して司法取引じみた交渉、契約をします。司法取引は海外ではともかく、日本では公的にすら認められていませんし、ましてや民間企業がそんなことをするのは道徳倫理だけの問題ではすまないでしょう。

まさしく無法とも言える危ない橋を渡ってまでこんなことをするのは、被害者を救いたい気持ちもゼロではありませんが、5年前の事件の真相を知るためというのがメインの目的です。

で、そういうことを繰り返して終盤、黒幕を追い詰めるために悪人との交渉、契約はもちろん、相手を切り崩すための証拠を得るために会社を買収するという痺れる展開をやってのけます。

そして、最終的にハッピーエンドを迎えるわけですが、作品タイトルに偽りなし、凡庸ではない刺激的なリーガルドラマとしてなかなか面白かったです。

微妙な点

取引した悪人たちの行方

魅力な点でも述べた通り、今作は悪人たちでも場合によっては取引をして見逃します。大義のために手段を択ばないところは新鮮で面白いのですが、結局数人の悪人たちを見逃しているのも事実。よくあるのが、まるでさも見逃してやるかのように持ち掛けて情報を聞き出した後、「見逃すわけねーだろしっかり裁くわ」の掌返しパターンですが、本作そのような描写がないため、マジで見逃している説が結構あります。あえて豚箱にぶち込まず、どうしてものときの汚れ役として使い倒そうみたいなのが垣間見える描写もありますが、うーん、という感じです。

まとめ

以上が、2025年4~6月期のドラマの感想ですが、いかがだったでしょうか。

一番面白かったのは最後までぶれず、終盤もはっちゃけたイグナイトです。途中まではキャスターが一番だったんですが、消化不良な点があるところがなー。

あめくたかおは原作が小説で、おそらくまだ続いています。実はアニメ化もされており、筆者はそちらも視聴済みです。アニメとドラマで同じ内容の事件が扱われることもありましたが、違うところのほうが多いです。アニメとドラマ、どっちがオリジナルなのかは原作を読んでないのでわかりません。

主題歌はキャスターの「騙シ愛」と、イグナイトのBzのやつ(曲名は知らない)がよかったです。

それではまた、次回の投稿でお会いしましょう。

※アイキャッチはAIで生成したものとなります。

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