みなさん、おはようございます。
ヌエゴリラと申します。
今回は、うえきの法則について紹介したいと思います。
本作は、週刊少年サンデーで連載され、全16巻、アニメ化もされました。
正義感の強い中学生・植木耕助が異能力を駆使して悪と戦う姿を描いたバトル漫画です。
魅力な点
ストーリー
特筆すべきようなところはないですが、勧善懲悪や友情など、良くも悪くも王道ストーリーのため、大きな不満点がなく見続けられます。
筆者的には死者が少ないところは、ハッピーエンド主義者としてよかったです。
微妙な点
能力とバトル
これも特段悪いわけじゃないんですが、なんか微妙。
たとえば、主人公の植木は「ゴミを木に変える力」を宿すことになりますが、これを駆使して戦うのは最序盤だけで、以降は「ゴミを木に変える力」はサブウエポン程度になり、主に神器という技で戦います。それ自体は別にいいんです。ゴミを木に変える力でずっとどうにかするほうが説得力ないので。ただ、神器がただの物理技であることが多く、能力を駆使した戦いというよりは、殴り合って最後まで立っていたほうが勝ちみたいなバトルが多く、そこはやや残念でした。
能力自体にも偏りが多く、「手ぬぐいを鉄に変える力」みたいに限定的な力もあれば、「オブジェを実物に変える力」のような強力なものまであり、能力に差がありすぎるし、敵も味方も戦闘向きじゃない能力が多い。よって、戦いも地味気味なものが多い。
能力にも発動条件や制限があって、それを読み合って戦う描写は頑張ってはいるのですが、主人公およびその仲間たちが、最終的に相手の攻撃を耐えまくってタフネスで勝っているようにしか見えないのもややマイナスポイント。まあこれに関しては本作に限らず少年漫画あるあるではあるのですが、本作はやや顕著に思いました。
また、単純に画力の問題で何をやっているかわかりにくい描写もあったりします。
総合して、能力バトルとして面白いところがないわけではないのですが、どちらかといえばやや微妙という気持ちのほうが勝っているので、微妙な点として挙げました。
物語の最後
最終的にハッピーエンドで終わるのでそれはいいのですが、小林先生との感動の再会と、ヒロインである森あいとの進展は個人的に欲しかったです。
まとめ
以上が、うえきの法則の紹介でしたが、いかがだったでしょうか。
総合的に、特別いいところもなければ悪いところもない作品でした。そのため、過度に面白さを期待せず、フラットに見れば見て損はない作品だと思います。
主人公の仲間はともかく、主人公が異常にタフネスかつ神器を使えることにはちゃんと理由が設けられているし、設定や展開が破綻していることはないので、ストレスはなく読めます。
アニメは見てないのですが、前半のOPテーマだったファルコは知っていて、それは結構好きな曲です。
それではまた、次回の投稿でお会いしましょう。
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