6月19日はベースボール記念日らしい

作品

みなさん、おはようございます。
ヌエゴリラと申します。

表題の通り、6月19日はベースボール記念日らしいので、今回は野球を題材にした作品について紹介したいと思います。

野球作品と言えば昔からたくさんあると思いますが、今回はあえてWEB漫画である「K」を紹介したいと思います。

Kは高校野球を描いていて、舞台は愛知県です。

魅力な点

画力

みなさん、WEB漫画って見ますか?

筆者はWEB漫画をいくつか見てきましたが、WEB漫画を見る前は「WEB漫画って絵はそんなにうまくないんじゃ?」という偏見がありました。

それでいうと、本作の初期は絵があまりうまくないと思います。ただ、そこからの成長がすさまじい。後半はプロにも劣らないレベルの画力だと思います。画力の成長の過程も楽しめます。

画力について特別何か秀でたものがあるわけじゃないんですが、後半は見やすく、個人的に好きな絵柄でした。

ストーリー

先述した通り、愛知県を舞台に甲子園を目指す高校球児たちが描かれる本作ですが、主人公のチームは部員が少ない弱小校で野球経験がない素人がいるようなレベルです。そのチームに勝気な主人公金田かなだアキラ(ポジション投手)が入学して、高校野球トーナメントを戦っていくという王道的な展開です。

まあこれだけでもそこそこ面白いのですが、本作は敵チームの特徴もはっきりしており、掘り下げもそこそこあってそれがまた面白い。さすがに参加する全高校を詳しく描くわけじゃないですが、主人公が戦うチームにモブ的なチームはひとつくらいしかありません。

試合の内容も長すぎず短すぎず、変に奇をてらったような展開もないので、安定した面白さで見ることができます。

また、チーム単位でも特色があっていいですが、個人でもキャラ付けがしっかりされており、野球を楽しんでやる派命を懸けるように真剣に死に物狂いでやる派、この対比は作中でよく行われます。作中では楽しんでる側のほうに強者が多いですが、最上位を含め野球を真剣にやる派にも強者がちらほらおり、一概にどっちが強いとは言えません。

主人公の金田アキラは、ライバルであり作中でも上位の打者島哲也しまてつやに「金田アキラは”凡才”だが、もう”凡人”じゃねえ」と言われるほどの投手になりますが、そんな彼は野球を真剣にやる派です。逆に島は楽しんでやる派です。

熱いシーンも散見され、なんなら甘酸っぱい恋愛シーンもあり、ベーシックで尖ったところはないですが安定して面白い作品です。

微妙な点

前半の画力

前半は正直、素人に毛が生えたレベルの画力なので、見る目が肥えた人には耐えがたいかもしれません。全206話ですが、30話くらいから徐々に良くなってきた気がします。

ラスト

本作、主人公のチームは1,2年もそこそこいる若手が多いチームですが、安定した強さを誇る4人の3年生、一人の天才レベルの打者、金田も精密なコントロールと変化球を駆使するまあまあスペックの高い軟投派投手なのもあり、なんやかんやトーナメントを勝ち上がります。

決勝において、甲子園出場常連校である大中京と決戦、試合内容はともかくスコア的には9対3の大敗を喫します。

これ自体はまあしょうがないんですが、本作はそのあとちょっとしたエピローグをやっていったん完結し、明らかにそこからの構想はありそうなのですが、2025年6月現在、続きの更新はありません。

一区切りついたのは確かではあるのですが、どうにも打ち切り感がぬぐえない終わり方をします。

まとめ

以上が、Kの紹介でしたが、いかがだったでしょうか。

ラストの尻切れトンボというか、作者側が燃え尽きたような終わり方以外は、安定して面白い作品です。

それではまた、次回の投稿でお会いしましょう。

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