作品短編集3

作品

みなさん、おはようございます。
ヌエゴリラと申します。

今回は、ピンポンソロモンの偽証について紹介したいと思います。
ピンポンについては、アニメを中盤までと漫画を全巻、ソロモンの偽証についてはWOWOWのドラマを見ての感想となります。

ピンポンについて

魅力な点

なぜか見れてしまう

ピンポンは高校の卓球を舞台に描かれており、非現実的な必殺技などが出るなどもなく、ただひたすらリアルな卓球が続きます。ぶっちゃけ特筆するような面白さはありません。ガチのスポーツ漫画ほど熱いシーンがあるわけでもないし、描かれるのはシングルスのみなので絆やチームワークを感じるシーンもない。だけど、なぜか先が気になって見てしまいます。

おそらく、前提として作品がそれほど長くないこととわりと評判はいいのを知っていたのはあったんですが、にしても見れてしまった理由が言語化できない。敵味方含め何人かがピックアップされますが、それぞれが卓球に対する姿勢やモチベが違って、でもそのへんの描写がくどすぎないのもよかったのかもしれません。

微妙な点

画力

なかなか癖のある絵です。言葉を選ばずに言わせてもらうとちょっとキモいというか……。でもこの絵だったからこその味が出ているのはあると思います。

ソロモンの偽証について

魅力な点

ストーリー

本作は、とある人物が死亡したところから物語が始まり、その人物が自殺か他殺か、他殺であるならば誰が殺したのかを究明していくというストーリーなのですが、そのやり方が面白い。

警察は自殺と断定するも、いろいろあって本当に自殺なのか疑念を抱いた高校生の主人公が、疑似的な裁判を開くことを提案、学校どころか死亡した人物の知り合いをも巻き込んで学校内で行う裁判を通して真相に迫っていく展開は新鮮でした。

そして、裁判をしていく過程で何人もの証言者が出てくるのですが、その証言者たちの発言を裁判中に精査する過程で、その人の一筋縄ではない人間性や発言の動機などが明らかにされていく展開も面白かったです。

人間の醜さやコンプレックスなどの嫌な部分が絡み合って、終始重めのストーリーでした。

微妙な点

真相

結論から言うと、死んだ人物は警察の当初の見解通り自殺でした。

まあそれはそれでいいんですが、自殺した動機が幼稚というか、あまり意味が分からなくてちょっとがっかりでした。
原作の小説を読めばまた違う印象なのかもしれませんが、筆者が見たドラマからの印象では「世界もう楽しいことないから死にました」みたいな動機に見えてしまって、最高の教師のレビューでも書きましたが、フィクションの自殺の動機として一番おもんないなと。

しかしながら、本作はどちらかと言えば真相より、魅力な点に書いた通り真相に迫っていく中での展開に重きを置いているようにも感じたので、自殺した人物の動機は意図したものかもしれません。

まとめ

以上が、ピンポンとソロモンの偽証の紹介でしたがいかがだったでしょうか。

ピンポンは短くまとまっているので見やすく、ソロモンの偽証についても筆者が見たドラマは8話程度だったのでそれほど長くはありません。原作小説はめっちゃ長いみたいです(笑)。あと、原作は中学が舞台みたいですね。

それではまた、次回の投稿でお会いしましょう。

※アイキャッチの画像はAIで生成したものとなります。

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