みなさん、おはようございます。
ヌエゴリラと申します。
せっかくだから父の日になんか記事投稿するか、何か父をテーマにした作品見てたりしてないなーと、とりあえずGoogle検索しては見たものの、検索結果のパッと見は見てないのばかり。でも、1個思い浮かぶものはありました。
それは、クレヨンしんちゃんの映画、ガチンコ! 逆襲のロボとーちゃんです。
クレしんの映画に関しては2019年まで追いかけていました(古いのは見てないですが)ので、今後気分でクレしん映画のレビューを投稿していきたいと思います。
魅力な点
ストーリーとロボットであることを活かしたアクション
本作の作品タイトルにもある通り逆襲のロボとーちゃんですが、この作品タイトルだけならどういう展開を思い浮かべますか?
クレヨンしんちゃんはファンタジックで非現実的な展開なんて全然あるので、筆者は当初、ひろしがなんやかんやでロボットになって敵と戦うストーリーかな、と考えていました。
しかし、この考えは半分正解で半分間違いでした。
というのも、ひろしがロボットとして現れて戦ったりするのはそうなのですが、ひろし本人がロボットになるわけでなく、ロボットにひろしの人格をコピーしたロボットが現れて戦うのです。
つまり、体も心も人間の本物野原ひとしと、心はひろしだけど体はロボットの野原ひろしの二人がいる物語なのです。
これで何が起こるかというと、ロボットひろしが活躍するという勧善懲悪なだけのシンプルストーリーではなく、二人の野原ひろしで揺れ動く家族、野原ひろし同士の間での心の動き、それらを通して「本物の野原ひろし」とは何かを視聴者に問いかけてくる、子供向け作品とは思えないメッセージ性がある作品となっています。
先ほどは便宜上、人間の野原ひろしを「本物」と呼称しましたが、個人的には、どちらの野原ひろしも「本物」と思います。みなさんはどう感じたでしょうか。
アクションシーンでは、ロボットというギミックを活かしていて(たとえば、上半身が1回転など)素直に面白かったです。
女性専用車両やレディースデーなど、女性を優遇している現代社会を風刺するようなシーンがあるのも個人的には良かったです。
微妙な点
ロボひろしをみさえが受け入れられない展開
前提として、野原一家と言えば一般人ではありえない様々な経験をして乗り越えてきた、一般的な家族よりははるかに強い絆で結ばれていると筆者は考えています。
そんなみさえが、ひろしがロボットになったということを受け入れられない展開が続きます。一般的な感覚ならまあわからなくもないんですが、みさえがそれをやるのはなー……とやや冷めます。少なくとも、元々ロボットが好きというのもありますが、しんのすけはロボットになった父をあっさりと受け入れるので、みさえがロボになったひろしを受け入れられない描写が悪い意味で際立ちます。
ラストの腕相撲
本作のラスト、なんやかんやで二人の野原ひろしが腕相撲で雌雄を決するシーンがあるのですが、普通に人間の野原ひろしが勝って終わります。
この展開自体は、まあそうだろうねでしかないんですが、勝ち方も本当に普通に勝って終わりなんです。
それがおかしいとかではないんですが、せっかくだったらそのシーンもロボットであることを活かして、ロボとーちゃんのほうが肘から千切れるとかのほうが、もっとインパクトあってよかったなと思うわけです。実際、作中のアクションシーンではロボットであることを活かしていたわけですし。
まとめ
以上が、映画クレヨンしんちゃん ガチンコ 逆襲のロボとーちゃんのレビューでしたがいかがだったでしょうか。
クレしん映画の中では、世間的にも評価は高いほうだと思います。筆者の中でも高いほうではあります。ただ、筆者が勝手に期待しすぎたのが悪いのですが、泣けたりするほどではありませんでした。
それではまた、次回の投稿でお会いしましょう。
※アイキャッチはAIで生成したものです。
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