作品短編集 その1

作品

みなさん、おはようございます。
ヌエゴリラと申します。

今回は、総合的には面白かったのですが、ドハマりしたわけではない作品を紹介したいと思います。
短編集ということで、1作品だけでなく、2作品紹介したいと思います。

タイトル通り、シリーズ化する予定です。

青のSP -学校内警察・嶋田隆平-

この作品は、2021年に藤原竜也主演で放映されたドラマになります。TVerで最近一気見しました(笑)。

タイトルの青のSPのSPは、セキュリティーポリスではなくスクールポリスの略で、主人公の嶋田隆平が学校で警察活動を行い、学校内で起こる様々な事件を解決していく……という物語です。
このストーリーと並行して、その学校の過去の事件の真相にも迫っていきます。

魅力な点

アクション

なかなかのレベルのアクションが2話に1回くらいはありました。

嶋田隆平の厳しさ

物語の舞台は中学校なのですが、中学生は当然精神的に未熟です。それゆえに様々な事件を起こすのですが、嶋田隆平はやらかした人間には子供だろうが容赦なく厳しい言葉を投げかけます。
そこまで厳しい言葉を投げかける理由としては、「犯罪者を甘やかす必要ない」「人間痛い目を見ないとわからない」などですが、筆者もそっちよりの思想なので、マジのガチでボロクソに厳しいこと言う様はもはや痛快です。

そして、ちゃんと痛い目を見た子供たちはしっかりと反省して更生します。生ぬるい綺麗ごとで更生する作品より、今作のような「痛い目を見たから更生した」というのは説得力のあるストーリーだと思います。

微妙な点

処罰がちょっと甘いのとその後の展開

さっき魅力な点で嶋田隆平が厳しくてちゃんと痛い目見てるって書いてたじゃん!と思うかもしれませんが、ちょっと聞いてください。

嶋田隆平はしっかり厳しいんです。ナイフを持った犯罪者に対して、そのきっかけを作った女子中学生に「お前が蒔いた種だ。落とし前つけて来い」とその犯罪者に突き出すくらいには(もちろん、痛い目を実感させたくて一時的にそうしただけで、最後にはさすがに助けるのですが)。

ただ、嶋田隆平が逮捕した中学生は、学校外の普通の警察に引き継がれた後、割とすぐ学校に復帰します。個人的には、退学まではいかなくとも停学処分とかはあっていいと思うんですが、そこまではない。まあ作品内では嶋田隆平が一時的にでも痛い目に遭わせたことで、しっかり更生しているから問題ないといえば問題ないんですが、ちょっとモヤります。

また、今作ではいじめ問題も取り扱われるのですが、いじめた人といじめられた人が最終的に和解します。いじめられた人がいじめた人に恩があるという背景があるとはいえ、仲良しこよしに戻るのは違和感があります。フィクションにリアリティーを求めすぎるのは野暮だとは思いますが、仲良しこよしじゃなくて適度な距離感でええやん、と思ってしまいます。

ちなみに今作、中学生だけでなく大人も逮捕されます。逮捕された大人は、校長先生を除き以降出てきません。校長先生もかなり痛い目を見るので、大人への処罰は妥当だと感じます。
ああでも、同僚に仕事を押し付けまくるクソ教師の処罰は実質なくてそこはだめですね。

まとめ

以上が、青のSPのレビューですが、いかがだったでしょうか。

この作品、ストーリーもまあまあいいんですが、なんといっても藤原竜也の演技力が素晴らしいと思います。キレ演技が真に迫ってるのがいいです。学園もの、藤原竜也が好きなら見て損はないと思います。

あと、主題歌もさわやかで応援感もあっていいです。

全領域異常解決室

続いて、2024年に藤原竜也主演で放映されたドラマ、全領域異常解決室についてです。
ストーリーとしては、不可解な事件を解決していく……というよくある警察ものかと思いきや、中盤で物語は大きく転換します。

魅力な点

ストーリー

ノブロックTVという佐久間宜行がメインのYouTubeチャンネルの、東野幸治とエンタメを語る動画において、「トリックかと思ったらスペックだった」というのが言いえて妙だなと思う今作のストーリーは、前半は不可解な事件を現実的な観点で解き明かしていくのですが、妙な違和感が残り続けます。

広瀬アリス演じるヒロインが見た不可解な影は?犯罪者が都合よく呼吸困難になったのは?何より、死体消失事件の真相は?

それらの疑問が、物語の中盤から解き明かされていきます。
全領域異常解決室のメンバーは、実は全員が神様で、死体消失事件は神様が神様を殺したものだと。

そこからの怒涛の展開は、あなたの目で確認してほしいです。

微妙な点

ちょっとビター気味なエンド

今作、物語の過程では奇跡的で熱い場面もあったりするのですが、後半ビター気味な展開も多く、最後の最後もビター気味で終わります。ハッピーエンド主義者の自分としては、最後の最後はハッピーで締めくくってほしかったと思ってしまいました。

まとめ

以上、全領域異常解決室のレビューですが、いかがだったでしょうか。

内容的に薄くなってしまいましたが、核心的なネタバレを避けると薄くならざるを得ませんでした。

あと、筆者の傾向的に、ドハマりする作品こそ何週もしたりするので微妙な点とかもちらほら出てくるものですが、まあまあの面白さ程度だとわざわざあげつらうほどのポイントがないというか……。

ドハマりする作品は、微妙な点で-30点だけど、面白さが120点あってトータル90点、まあまあ面白い作品は、微妙な点こそ-10点だけど、面白さが80点で総合的には70点だから、こんな感じの薄いレビューになってしまいます……。

ED曲は切ないです。広瀬アリスが個人的には痩せすぎていて、もうちょい丸みのある顔ならよかったなあとは思いました。

それではまた、次回の投稿で会いましょう。

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